今どきのハーレーとこれから

これから

ハーレーはリリースされて以来、バイク乗りの憧れになっている車種ですが、今どきのハーレー乗りが堅持しているスタイルは今後は見られなくなる可能性があります。

現在のオーナーたちは、バイクの中でも特に大型バイクが好きで、アメリカンバイクに乗っているだけでなくファッションをはじめとしたスタイルもアメリカナイズされています。ロゴが入ったウェアに改造マフラーが定番で、さらに車体にはマフラーのほかにも様々な改造を施しています。また、ミーティングを行って集団で走行する傾向があることも特徴の一つです。速度を競うのではなく仲間意識を持ち、同じ車種に乗る連帯感を重視しているのです。

しかし、これから世代が変わると、現在のようなスタイルを受け継がない可能性が高くなっています。若者はバイク離れが進んでいるためアメリカンバイクはもちろん中型バイクにも乗らなくなっていて、ハーレーに乗る人数そのものが減っていきます。また、収入が少ないためバイクにかける費用を捻出できず、改造せずにノーマルで乗るだけでなく安売りのライディングジャケットを着ます。さらに、個性を尊重する社会になってきているため集団行動を望まず、ミーティングがなくなることも考えられます。これからのハーレー乗りは、人数が減ります。そのため、一人一人がスタイルを堅持することを考えることが大切なのです。