今どきのハーレーの動向

動向

今どきのハーレー・ダビッドソンの動向としては2017年第1四半期(1~3月)決算でそう売り高が14.2%の減収で純利益は25.6%の減益となってしまいました。日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した4月の輸入小型二輪車新規登録台数でもハーレーは前年同月比6.7%減の2024台で4か月連続のマイナスとなってしまっています。

そこでメーカとしては新型車の積極的な投入などにより販売増を目指す方針になりました。その代表が2017年モデルである9代目のビッグツインとなり18年ぶりに開発されたMilwaukee-Eigh(ミルウォーキーエイト)エンジンです。このエンジンは本社がある土地ミルウォーキーの名が付いたものであるためそれだけで本社の並々ならぬ期待が込められています。特徴として排気量の大幅アップされており新型バルブシステムの吸排気流量が前より50%よくなっています。

そして2プラグ仕様になっていてより高い燃焼効率を得るのも挙げられます。また冷却システムの向上と油圧式のチェーンテンショナーが採用され整備性も向上しました。8極オルタネータの採用で発電性能が50%アップしたためアイドリング回転数がずいぶん引き下げられました。その一方でカムがツインではなくシングルカムになっているので好みが分かれる恐れもあります。